XMでは、ほかの海外FX業者でも利用されているMT4・MT5アプリのほか、XM独自で開発したXMTradingアプリと、全部で3種類の取引アプリを提供しています。
しかし、違いが分からずどれを利用するか迷っている人もいるのではないでしょうか。
そこで、今回はXMで利用できるアプリの違いや、XMTradingアプリの特徴を具体的に解説します。
XMで利用できるアプリは全部で3種類|MT4・MT5との違い
XMが提供しているアプリは全部で3種類あり、主な違いは「取引以外の機能に対応しているか」ということです。
XMTradingアプリ | MT4 | MT5 | |
取引可能なツール | MT5のみ | MT4のみ | MT5のみ |
口座開設 | 〇 | ✕ | ✕ |
入出金 | 〇 | ✕ | ✕ |
XMで利用できるのはXMTradingアプリ、MT4、MT5の3種類です。
MT4とMT5のアプリは、メタクオーツ社が開発した取引専用のプラットフォームです。
一方、XMTradingアプリはXMが独自開発したスマホアプリのため、XMのすべての機能・サービスが利用できるので取引を続けるなら利用したいアプリといえます。
XMTradingアプリの特徴
XMTradingアプリはユーザーの利便性を向上するために、XMが独自のアプリをリリースしたという背景があります。
以前は口座開設や入出金をXMのホームページ、取引はMT4・MT5アプリをインストールして取引しなければならず、操作が別々になって不便でした。
しかし、XMアプリはXM専用の取引ツールなので、取引はもちろん、入出金や口座管理など、すべてアプリで完結できるようになりました。
日本人トレーダーにとっても、ヘルプメニューで日本語チャットで問い合わせできるので、初心者も安心と言えるでしょう。
ただし、XMTradingアプリはMT4口座に対応しておらず、MT5のみしか利用できない点には注意が必要です。
もしMT4口座しか持っていない場合は、MT5 口座を開設して改めてログインしてXMアプリを利用しましょう。
MT4・MT5アプリ
MT4・MT5アプリは、取引プラットフォームとして利用できるアプリです。
海外FX業者でも利用できることが多く、複数のFX業者を利用している人は汎用性が高くおすすめです。
MT4・MT5アプリの違いは以下の表にまとめました。
MT4 | MT5 | |
リリースした年 | 2005年 | 2010年 |
動作速度 | MT5と比べると遅い | 速い |
カスタムできるインジケーター | 多い | 少ない |
EA(自動売買) | 多い | 少ない |
時間足 | 9種類 | 21種類 |
描画オブジェクト | 31種類 | 44種類 |
MT5は新しいプラットフォームということもあり、動作速度や表示可能な時間足や描画OFF部ジェクトが多いなど機能面で優れている面が多いです。
ただし、MT4は使えるEA(自動売買)が多いこともあり、利用者数はMT4のほうが多いのが実際のところです。
なお、XMの入出金や口座管理はMT4・MT5アプリではできないため、Webプラウザで手続きする手間はかかります。
XMアプリから注文・決済する方法
XMアプリから注文・決済する手順を確認しておきましょう。
成功注文
成功注文とは、売買を行うときに価格を指定せずに注文することを言います。
成功注文をするときの流れは以下の通りです。
①銘柄を選択:「気配値メニュー」から注文する銘柄を選択します。
②成功注文を入力:注文画面が表示されたら、「成功注文」から取引条件を入力します。
予約注文
予約注文とは、売買するときに価格を指定して注文する方法のことです。
予約注文の流れは以下の通りです。
①銘柄を選択:「気配値メニュー」から注文する銘柄を選択します。
②欲注文を入力:注文画面が表示されたら、「予約注文」から売り・買いどちらかを選択し、取引条件を入力します。
注文内容の変更
設定価格やストップロスなど、注文内容を変更する場合の方法は以下の通りです。
①変更する注文内容を選択:「注文メニュー」から変更する注文を選択します。
②注文内容の変更:注文内容を変更したい場所で変更したい内容を選択し、変更を追えたら「注文を変更する」を入力します。
③変更手続きの完了:「注文を変更しました」画面が表示されたら手続きは完了です。
ポジションの決済
ポジションを決済する方法は以下の通りです。
①決済するポジションを選択:「注文メニュー」から決済するポジションの右側にある「✕ボタン」を選択します。
②ポジション決済:決済ボタンを押したらポジション決済が終了します。
XMアプリのログイン方法
XMアプリのログイン方法を確認しましょう。
①XMアプリを起動する
まず、XMアプリを起動しましょう。
まだアプリを持っていない場合は、XMアプリのダウンロードページからインストールしてください。
②ID・パスワードを入力してログインする
XMアプリを起動したら、表示された画面で「ID」「パスワード」を入力しましょう。
「ID(口座番号)」は登録時にXMのメール「口座の詳細」という内容に記載されているので、確認してみてください。
なお、パスワードは登録時に自分で設定した英数字で、もし忘れてしまった場合はログイン画面の下にある「パスワードをお忘れですか?」から再設定が可能です。
XMアプリにログインできない・使えない原因と対処法
XMアプリにログインできない・使えない原因は主に以下の3つが考えられます。
- IDやパスワードが間違っている
- MT5口座を開設していない
- 口座凍結・解約されて利用できない
IDやパスワードが間違っている
口座にログインできない場合、まずはID・パスワードが間違っていることが挙げられます。
ログインできない場合、画面に表示される内容で原因が確認可能です。
「無効」と表示された場合:IDもしくはパスワードが間違っている
「解約」と表示された場合:ID間違いもしくは口座凍結されている
「サポート対象外状態」と表示された場合:ID間違いもしくはMT4口座のIDを入力している
IDは登録時にXMから届いたメールに記載、パスワードはログイン画面から再発行手続きが可能です。
MT5口座を開設していない
XMアプリはMT5のみ対応しているため、MT4口座しか開設していないと利用できないので注意しましょう。
MT4口座しか持っていない場合は、MT5口座を開設して改めてログインすることをおすすめします。
口座凍結・解約されて利用できない
XMアプリがログインできない場合、口座凍結・解約されてしまって利用できないとも考えられます。
XMでは、残高ゼロのまま90日間放置すると口座凍結されてしまうほか、利用規約違反にあたる行為を行った場合にも凍結・解約になる可能性があります。
一度凍結した口座は復活することはないため、もう一度XMの公式サイトから口座を作り直しましょう。
まとめ
今回は、XMTradingアプリの特徴やMT4・MT5アプリとの違いについて紹介しました。
XMアプリはXMが独自に開発したアプリで、取引ツールとしてはもちろん、XMの口座開設や入出金などすべての操作が可能になる便利なツールです。
MT5しか利用できないというデメリットはあるものの、MT5を利用しているトレーダーでXMを今後使ってトレードするなら導入しておくと便利です。
XMで口座開設を考えているなら、同時にインストールしておくことをおすすめします。