ビットコイン取引を始めても、スプレッドが高いことで利益が出せずに悩んでいる人も多いでしょう。
そんな人におすすめなのが海外仮想通貨取引所です。
海外仮想通貨取引所は低スプレッド+取引手数料無料で、実質コストを最大限に抑えて利益を最大化することが可能です。
しかし、海外仮想通貨取引所の安全性が心配という人もいるでしょう。
そこで、今回はビットコインFXのスプレッドが狭い業者を国内・海外仮想通貨取引所に分けて紹介します。
ビットコインFXのスプレッドが重要な理由
ビットコインFXでスプレッド・手数料が重要な理由は、トレード戦略に大きな影響があるからです。
トレード戦略には目的や方法の他にも期間が影響しますが、スプレッドの広さによって取れる戦略が異なってきます。
スプレッドが狭ければ、数日~数か月という長期間保有してタイミングを待つことも、数時間~1日単位の短期間で売買を繰り返すこともどちらの方法も取ることが可能です。
しかし、スプレッドが広いと小さい価格変動のタイミングで短時間で何度も売買を繰り返すスキャルピングでは手数料のコストが増えるため、短期間で利益を出すことは難しくなります。
スプレッドや取引手数料ができるだけ安い業者を利用することで、戦略に縛られず自分の取引スタイルに合わせてトレードできるのでおすすめです。
ビットコインFXにおける海外取引所と国内取引所の違い
ビットコインFX取引を考える場合、海外取引所と国内取引所のどちらを利用するか迷う人もいるでしょう。
海外取引所と国内取引所の主な違いは以下の通りです。
海外取引所 | 国内取引所 | |
最大レバレッジ | 最大1,000倍 | 最大2倍 |
追証 | なし | あり |
取扱い銘柄数 | 多い | 少ない |
取引手数料 | 無料の業者が多い | 高い |
日本語対応 | △ (対応していない業者も) |
◎ |
まず、手数料面でみると海外取引所はほとんどの業者が手数料無料で利用できるのに対し、国内取引所は少なくても3%~10%ほど取られることもあり、利益を上げづらいのが最大のデメリットです。
実際、手数料面以外で比較しても、取引環境でみると海外取引所のほうが優れている面が多いです。
国内取引所は、日本に本拠地を置くこともあり日本語完全対応で、金融庁に登録しているので安心して利用できるのが特徴です。
しかし金融庁の規制を受けているので、仮想通貨の最大レバレッジは2倍のほか取扱銘柄数にも限りがあります。
一方、海外取引所は取り扱いの豊富さ、最大1,000倍のレバレッジ+追証なしで取引ができる環境が魅力です。
値動きの激しく損失が大きくなりやすい仮想通貨において、損失が出ても借金を負わなくて良いのは嬉しいポイントと言えるでしょう。
純粋に取引環境なら海外取引所、安全性だけを希望するなら国内取引所と自分のトレードスタイルに合わせて選択することをおすすめします。
ビットコインFXでスプレッドが狭い国内仮想通貨取引所
ビットコインFXをなるべくスプレッドを抑えて取引したい人に、おすすめな国内仮想通貨取引所は以下の通りです。
スプレッド平均値 | ビットコイン | イーサリアム | |
Coincheck | 6.3% | 5.8% | 6.8% |
bitFlyer | 6.3% | 5.8% | 6.8% |
GMOコイン | 4.7% | 4.9% | 4.4% |
bitbank | 4.9% | 4.9% | 4.9% |
SBIVCTrade | 5.1% | 5.1% | 5.1% |
2024年10月のビットコイン、イーサリアムのスプレッドを主要な取引所で比較した表です。
Coincheck、bitFlyerが高めのスプレッド、最も低いスプレッドはGMOコインとなりました。
スプレッドが広い分手数料として取られる金額も大きくなるので、取引にかかるコストを抑えるためにはスプレッドができるだけ狭い業者を選びましょう。
次に、ビットコインFXで最もスプレッドが狭いGMOコインをピックアップして解説します。
ビットコインFXを国内取引所で運用するならGMOコインがおすすめ
ビットコインFXを国内取引所で運用する場合は、2024年10月現在4.9%という低スプレッドで取引ができるGMOコインがおすすめです。
また、GMOコインはイーサリアムも国内最狭スプレッド4.8%で利用できるほか、リップルなどの主要通貨も含めて全体的に狭いので複数通貨で取引することもできます。
GMOコインはスプレッドだけではなく、入出金・取引手数料も無料なので、なるべく手数料を抑えたい人に最適な国内取引所と言えるでしょう。
ビットコインFXでスプレッドが狭い海外仮想通貨取引所・海外FX業者
続いて、ビットコインFXでスプレッドが狭い海外FX業者を紹介します。
スプレッド・手数料の特徴 | |
Vantage | スプレッドは1ロットあたり15~20ドルと業者最狭 |
Exness | 低スプレッド+仮想通貨銘柄がスワップフリーでトータルコストが安い |
Bybit | ※スプレッドなしの取引手数料のみ 【現物取引】メイカー:0.1%、テイカー:0.1% 【先物取引】メイカー:0.02%、テイカー:0.055% |
ZOOMEX | ※スプレッドなしの取引手数料のみ 【現物取引】メイカー:0.1%、テイカー:0.1% 【先物取引】メイカー:0.02%、テイカー:0.06% |
ビットコインFXを海外仮想通貨取引所を選ぶ場合、「スプレッドあり+手数料なし」もしくは「スプレッドなし+手数料あり」のどちらかに分かれます。
「スプレッドあり+手数料なし」の業者でおすすめなのは、「Vantage」と「Exness」です。
どちらも海外仮想通貨取引所の中ではスプレッドが狭く、取引コストを抑えて利用したい人におすすめです。
一方、「スプレッドなし+手数料あり」の業者でおすすめなのは、「Bybit」と「ZOOMEX」です。
手数料をスプレッドに換算すると、先に紹介した海外FX業者のスプレッドと匹敵するコストの安さになります。
取引コストを抑えたい人は、海外FX業者と仮想通貨取引所も合わせて検討すると良いでしょう。
ビットコインFXでコストを抑えるポイント
ビットコインFXでコストを抑えるためには、いくつかのポイントを抑えておくことが重要です。
市場の変動が激しくなるタイミングでは取引を控える
スプレッドは市場の状況によって変動するうえ、ビットコインFXはとくに値動きが激しいので取引を行うタイミングを見極めることが重要です。
市場の変動が起きやすいタイミングは、主に以下のようなケースです。
まずチェックすべきは「仮想通貨に関するニュース・ネット上の拡散」です。
仮想通貨に関するネガティブなニュースや、著名人の発言、大統領選挙など、経済が大きく動くタイミングでは価格が変動しやすいので注意しましょう。
トータルコストが安い取引所を利用する
仮想通貨取引所を選ぶときは、スプレッドの狭さはもちろん、取引・入出金手数料を含めたトータルコストが安い取引所を利用しましょう。
スプレッドが狭くても取引手数料・入出金手数料がかかる場合、実質コストは高くなることも少なくありません。
そのため、複数の業者を比較してコストを抑えられる取引所を選ぶことが重要です。
まとめ
今回はビットコインFXのスプレッドが狭い業者を、国内・海外それぞれに分けて紹介しました。
国内仮想通貨取引所は安全性が高いことがメリット、海外仮想通貨取引所はスプレッドの狭さが大きな魅力です。
もしコストを抑えて取引したいなら、スプレッドの狭い・取引手数料無料な海外仮想通貨取引所を利用してみてはいかがでしょうか。