スワップポイントは通貨ペアによって発生する金利差のことで、損益どちらにも傾くのが特徴です。
スワップポイントで利益を出す取引スタイルのトレーダーもいますが、長期保有する場合にはスワップポイントが邪魔になることもありスワップフリーを検討している人もいるでしょう。
そこで、今回は海外FXのスワップポイントを提供している業者やおすすめな業者を紹介します。
海外FXのスワップポイントとは?
海外FXのスワップポイントとは通貨ぺアに生じる金利差のことで、翌日まで持ち越すことで損益が発生する仕組みのことです。
スワップポイントは時にはスワップポイントを利用して利益を稼いだり、手数料として支払うこともあります。
スワップポイントは、海外FXでポジショントレード・スイングトレードなどの長期間ポジション保有する取引では不可欠な要素です。
単純に取引コストを抑えるためには、スワップフリー(スワップポイントがかからない)業者を選ぶことをおすすめします。
海外FXと国内FXのスワップポイントの違い
海外FXと国内FXでは、スワップポイントにも違いがあります。
海外FX | 国内FX | |
スワップポイント | 低め | 高め |
スワップフリー口座の提供 | 取扱いあり | 取扱いなし |
まず、スワップポイントで比較すると、海外FXのスワップポイントは国内FXのスワップポイントよりも低めに設定されています。
ただし、海外FXでは国内FXに取扱いのない通貨もあり、高スワップの通貨を選べば多くの利益を稼ぐことも可能です。
さらに、海外FXは国内FXよりも最大レバレッジが高いことから、レバレッジを利用することでスワップポイントだけで大金を稼げるのも魅力と言えるでしょう。
また、スワップフリーで比較すると、国内FXはそもそも「スワップフリー口座」の提供している業者がありません。
一方、海外FXは一部の業者で「スワップフリー口座」を提供しているので、スワップポイントを気にせず取引したいなら、海外FXがおすすめです。
スワップフリーのメリット
プラススワップなら利益を獲得できるのがスワップポイントの特徴ですが、スワップフリーを利用するメリットが気になる人も多いでしょう。
具体的にスワップフリーのメリットを紹介します。
長期間ポジションを保有しやすい
スワップフリーは、マイナススワップ(損失)がないので、長期間ポジション保有するポジショントレードやスイングトレードに向いているのが特徴です。
スワップポイントが発生する場合、日をまたいだ取引や週末をはさむ取引ではマイナススワップが発生して利益が小さくなることも少なくありません。
しかし、スワップフリーの口座であればスワップを気にせず取引できるので、長期取引が行いやすくなります。
金利変動リスクがない
スワップポイントは常に変動しているため、プラススワップでもマイナススワップに変わるなど金利変動リスクを受けることも多いです。
しかし、スワップフリーなら金利に影響されず取引ができるので、急な損失リスクを抑えることができます。
ゴールド取引におすすめ
海外FXの中でも人気なゴールド取引ですが、買いスワップのマイナスが大きいので長期保有には向いていないことでも知られています。
しかし、スワップフリー口座ならゴールドの長期保有も挑戦しやすく、さまざまな取引手法が試せるのが魅力です。
海外FXでスワップフリー口座が利用できる業者
海外FXの中でスワップフリー口座を提供している業者は、以下の通りです。
スワップフリー対象の銘柄 | |
XM (KIWAMI極口座) |
メジャー通貨ペア・株価指数・貴金属・仮想通貨 |
FXGT (プロ口座) |
FX通貨ペア・貴金属・エネルギー・株価指数・仮想通貨 ※仮想通貨を除く銘柄は6日間限定 |
Exness (すべての口座) |
株式・株価指数・仮想通貨・優待スワップフリー対象銘柄 ※優待スワップフリーでは一定取引量をクリアすることで通貨ペアや貴金属、一部の仮想通貨も対象 |
HFM (すべての口座) |
メジャー通貨ペア・ゴールド・原油 |
この中でも特におすすめな「XM」「FXGT」「Exness」について、具体的に解説します。
XM:KIWAMI極口座
XM KIWAMI極口座の特徴 | |
スワップフリー対象銘柄 | メジャー通貨ペア・貴金属・仮想通貨 |
スワップフリーの利用条件・制限 | なし |
XMのKIWAMI極口座は、低スプレッド+期間無制限でスワップフリーで利用できるのが特徴です。
利用できるスワップフリーの銘柄は、「メジャー通貨ペア・貴金属・仮想通貨」があります。
主な対象銘柄として、メジャー通貨ペアでは「USDJPY、EURJPY、GBPJBY」などがあり、貴金属ではゴールドやシルバー、仮想通貨ではビットコイン、イーサリアム、リップルなど代表的な銘柄がスワップフリーとなります。
スワップフリーの利用条件・制限も一切ないので、実質無期限でポジションを長期保有できるのが魅力と言えるでしょう。
FXGT:プロ口座
FXGT プロ口座の特徴 | |
スワップフリー対象銘柄 | メジャー通貨ペア・株価指数・貴金属・仮想通貨 |
スワップフリーの利用条件・制限 | 仮想通貨を除く銘柄は6日間限定 |
FXGTは「スタンダード+口座」「プロ口座」「ECN口座」の3つでスワップフリーが利用できます。
その中でも「プロ口座」は扱っているスワップフリー対象銘柄が多いので、さまざまな銘柄で取引ができおすすめです。
ただし、FXGTは仮想通貨を除くメジャー通貨ペア・貴金属・株価指数はポジションをスワップフリーで保有できる日数が6日間限定なので注意が必要です。
そのため、6日を超える長期間スワップフリーを利用したい場合は、XMかExnessをりようすることをおすすめします。
Exness:すべての口座
Exnessの特徴 | |
スワップフリー対象銘柄 | 株式・株価指数・優待スワップフリー対象銘柄・仮想通貨 |
スワップフリーの利用条件・制限 | 条件クリアで、通常スワップフリーが利用できない通貨ペア、貴金属、エネルギーもスワップフリーで利用可能 |
Exnessではすべての口座タイプで、株式・株価指数・優待スワップフリー対象銘柄・仮想通貨をスワップフリーで取引できます。
さらに、Exnessのスワップフリーは「条件のないスワップフリー」と「優待スワップフリー」の2種類に分類されています。
条件をクリアすると通常スワップフリーが利用できない、通貨ペア、貴金属、エネルギーもスワップフリーで利用できるため、総合的にも扱えるスワップフリーの銘柄は多いです。
具体的な条件は公開されていませんが一定の取引量を達成することで利用できるようになり、優待スワップフリーが適用されると「マイページ」からスワップフリーレベルが「スタンダード→優待」に変わります。
海外FX業者のなかでも珍しくすべての口座共通でスワップフリーの取引が可能なので、スワップフリーを利用したいならExnessを選べば間違いないでしょう。
まとめ
今回は、海外FXでスワップフリーを提供している業者と、おすすめな業者を紹介しました。
海外FX業者の中でスワップフリーを提供している業者は、以下の通りです。
スワップフリー対象の銘柄 | |
XM (KIWAMI極口座) |
メジャー通貨ペア・株価指数・貴金属・仮想通貨 |
FXGT (プロ口座) |
FX通貨ペア・貴金属・エネルギー・株価指数・仮想通貨 ※仮想通貨を除く銘柄は6日間限定 |
Exness (すべての口座) |
株式・株価指数・仮想通貨・優待スワップフリー対象銘柄 ※優待スワップフリーでは一定取引量をクリアすることで通貨ペアや貴金属、一部の仮想通貨も対象 |
HFM (すべての口座) |
メジャー通貨ペア・ゴールド・原油 |
その中でもおすすめなのは「XM(KIWAMI極口座)」と「Exness(すべての口座)」です。
XMのKIWAMI極口座は、低スプレッド+利用制限がない状況でスワップフリーが利用できるので扱いやすいのが特徴です。
一方、Exnessはすべての口座でスワップフリーを提供する珍しい業者で、条件をクリアすれば通貨ペア・貴金属・一部の仮想通貨も解禁されるなど、豊富な銘柄数を取引できるのが魅力です。
スワップフリーを利用したい人は、この記事を参考に口座開設をしてみてはいかがでしょうか。