ヘッジファンドを検討している人の中には、BMキャピタルに興味がある人もいるのではないでしょうか。
BMキャピタルは年間利回り10%以上、10年以上の運用歴の中で一度もマイナスになっていないなど安定した運用をしているヘッジファンドです。
そこで、今回はBMキャピタルの特徴や怪しいと言われる理由まで、具体的に解説します。
BMキャピタルは怪しい?特徴やファンド実態
BMキャピタルの特徴 | |
設立 | 2013年(11年) |
会社住所 | 東京都港区六本木7-18-1 |
代表 | 森山 武利(もりやま たけとし) |
運用資産高 | 推定200億円 |
年間利回り | 10%以上 |
主な投資対象 | 日本株式 |
最低投資額 | 1,000万円以上 |
手数料 | 成功報酬:運用益の30%~50%程度 管理報酬:運用額の年間5%程度 |
面談形式 | オンライン・対面 |
BMキャピタルは、2013年に設立された10年以上の運用益を持つヘッジファンドです。
年間平均利回り10%、過去マイナスになった年がないなど、安定した運用実績が魅力です。
主な投資先は日本のバリュー株
BMキャピタルの主な投資先は、日本のバリュー株です。
「バリュー株」とは本来の企業価値よりも割安で市場に放置されている銘柄のことで、値上がりを待って売却することで利益を得ています。
バリュー株は利益を出すのが困難ですが、BMキャピタルでは「企業の成長性」や「競合優位性」「市場の成長」などを見極めて、個人では到達できない技術や運用額で安定的な投資を可能にしています。
BMキャピタルはポンジスキーム(詐欺手法)なのか?
ネット上やSNSでは、BMキャピタルがポンジスキームではないかという噂を見かけたことのある人もいるのではないでしょうか。
私募ファンドは情報開示義務がないことから、私募ファンドと偽ることで「ポンジスキーム」を働く業者も存在します。
ポンジスキームとは、後から参加した投資家から集めたお金で、先に参加した投資家に配当を還元することで投資利益を出しているように欺く手法のことです。
ポンジスキームを行っている業者の特徴として、「元本保証で高すぎるリターンを謳う」「解約を制限する規制がある」ということが挙げられます。
しかし、BMキャピタルでは元本保証していないうえ、平均年間利回り10%も現実的なリターンのため詐欺ではないと考えられます。
また、BMキャピタルでは四半期ごとに投資レポートを開示しており、市場に合わせてイベントドリブンなどシンプルで現実的な戦略を取っていることもわかります。
10年以上配当や出資元本が受け取れないという口コミも見つからないため、ポンジスキームのように資金を持ち逃げする可能性は低いと言えるでしょう。
また、BMキャピタルは合同会社という特性から金融商品取引業に登録していません。
しかし、金融庁の規制がないからこそ高利回りを狙えている一方、金融庁からの任意のヒアリングには応じて内容を開示しているなど、怪しい要素は感じられないと言えます。
利用する前に不安なら、一度BMキャピタルに問い合わせ・資料請求して正確な情報をもらったうえで検討してみてはいかがでしょうか。
BMキャピタルに投資するメリット
BMキャピタルに投資する最大のメリットは、「10年以上マイナスなしで年間平均利回り10%」という安定した利回りを期待できることです。
そのほかにもメリットがいくつかあるので、具体的に見ていきましょう。
10年以上マイナスなしで年間10%以上の利回りが期待できる
BMキャピタルは、何といっても10年以上年間のリターンでマイナスを出さず、年間平均利回り10%以上という高い結果を残していることが最大の魅力です。
投資をするうえで「資産を減らさずに安定した利回り」が期待できるのは、最も大きなメリットと言えるでしょう。
しかも、2013年以降、欧州の債務危機や中国株の暴落、2018年の株価暴落、コロナショックなど株式市場では多くの事件が起きたのにも関わらず、マイナスを出さずに利益を出し続けているのはBMキャピタルのリスクヘッジの高さによるものです。
ヘッジファンドを利用したいと考えている人は、まず候補に入ってくる会社と言えるでしょう。
最低1,000万円からの投資でハードルが低い
BMキャピタルの最低投資額は原則1,000万円からですが、500万円からの分割投資も可能と比較的ハードルが低めに設定されています。
そのため、ヘッジファンドに興味がある人の登竜門としてもおすすめです。
優秀なファンドマネージャーが在籍している
BMキャピタルのファンドマネージャーは、東京大学を卒業後、イギリスの四大投資銀行であるバークレイズ証券に入社して投資経験を積んでいます。
バークレイズ証券とは、英国に本拠地を置く世界的にも有名な大手金融機関で、ゴールドマンサックスやモルガンスタンレーといった名だたる企業と並んでトップクラスの就職難易度を誇ります。
バークレイズ証券では資金調達から運用、リスク管理ソリューションやアドバイザーなど、ファンドマネージャーとして能力を磨くためには最適な環境と言えるでしょう。
実際に、BMキャピタル以外でもトータスパートナーをはじめ複数のファンドマネージャーを兼任するなど優秀な手腕をふるっています。
なお、BMキャピタルが2018年に取引を終了した「株式会社エーワン精密機器」の株価チャートでは、最も株価が値上がりした2018年~2019年の間に株式を売却することで、合計収益率50%以上という驚異の数字をたたき出しています。
BMキャピタルに投資するデメリット
最後にBMキャピタルに投資するデメリットも見ていきましょう。
手数料が高い
BMキャピタルの手数料は「成功報酬」と「管理報酬」の2つがあります。
管理報酬は運用額に対して固定、成功報酬は運用で得た利益に対して引かれるコストです。
成功報酬の30%~50%は数字で見ると高く、利用を踏みとどまる人も多いのではないでしょうか。
実際、投資信託の手数料は0.1%~2.5%ということもあり、数字だけ比較すると手数料が高いと感じるでしょう。
しかし、ヘッジファンドと投資信託では運用方法や利益率が異なることから、高いと言い切れない側面もあります。
ヘッジファンドは限られた投資家のみである代わりに運用手法も規制がゆるいこともあり、利益実現性が高く富裕層がある程度安定した運用益を出しやすいというメリットがあるのです。
また、BMキャピタルの成功報酬は過去最高益を超えた場合のみ対象となるため、利益が出ても成功報酬がかからないのも良心的と言えるでしょう。
3ヶ月のロックアップ期間が設けられている
すべてのヘッジファンドではロックアップ期間(投資開始から解約可能になるまでの期間)が設けられており、BMキャピタルでは3ヶ月で設定されています。
一般的なヘッジファンドでは半年~1年に設定されているので、BMキャピタルは比較的良心的です。
ロックアップ期間は「投資家に利益還元を優先するため」に設けられており、少数の投資家しか募集できないことから一人あたりの資金が重要になってきます。
仮にいつでも解約できるとした場合、BMキャピタルにまとまった運用資産額が集まらず、戦略的な投資が難しくなることもあり、最大限のリターンを出すために必要な仕組みとされています。
まとめ
今回は、BMキャピタルの特徴やポンジスキームの噂について紹介しました。
BMキャピタルは、日本のヘッジファンドの中でも10年以上マイナスを出していない安定した運営実績が魅力です。
さらに、年間平均利回り10%以上をたたき出しているなど、富裕層で堅実に利益を出したい人にもおすすめできる投資方法と言えるでしょう。